
あの頃、私は本気で消えてしまいたいと思っていました。
誰かといても孤独で、本音を話せる人もいなくて。
自分がここにいていい理由が、どこを探しても見つからなかった。
そんな私の何かを、思いがけない出会いが動かしました。
それが、特攻隊との出会いでした。
呼ばれるように、鹿児島へ
当時の私は、外に出ることすら億劫な日々を送っていました。
それなのになぜか、引き寄せられるように足が向いたのが、鹿児島にある知覧特攻平和会館でした。
館内には、たくさんの若者の写真が並んでいました。
10代、20代。まだあどけなさの残る顔。
そして、家族へ宛てた最後の手紙。
私はそこで、足が止まりました。
その目の奥に宿るものが、言葉にならなかった。
少年のような顔と、覚悟を決めた顔が、一枚の写真の中に同時に存在していた。
気づいたら、涙が止まらなくなっていました。
遺書に書かれていたのは、難しい言葉じゃなかった
「お母さん、ありがとう」
「妹のことを頼みます」
彼らが最後に残した言葉は、どこまでも人間らしくて、あたたかくて、切なかった。
彼らは生きたかったはずです。
それでも、愛する人たちを守るために、たった一つの命を差し出した。
その事実の前に立ったとき、私は自分を深く恥じました。
生きたくても生きられなかった人たちがいる。
それなのに私は、自らその命を手放そうとしていた。
命の重さを知る旅へ
その日をきっかけに、私は戦争の跡地をめぐる旅に出ました。
ハワイのパールハーバーでは、特攻機が突入した跡が、今もミズーリ戦艦の艦体に残っていました。
人が、自分の命ごと突入していく。
その跡を自分の目で見たとき、これは歴史の話ではなく、本当にあった現実なのだと、全身で感じました。
ごはんを食べられること。朝を迎えられること。身体が動くこと。
それまで当たり前だと思っていたすべてが、実は奇跡の積み重ねだったと、はじめて心の底から気がついたのです。
旅の後、何かが変わった
あの旅から帰った私は、別人のように変わっていました。
まるで眠っていた魂が目を覚ましたように、自分がなぜここに生まれてきたのかを、少しずつ思い出していくような感覚がありました。
アカシックレコードと出会い、自分の魂の設計図を知っていくにつれて、あれほど重く閉じていた心が、静かに開いていきました。
今の私は、こう思っています。生きていて、よかったと。
あなたの苦しさにも、意味がある
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